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テニスなどなど

フォームを変えなきゃ!いけない理由

「プレイ アンド ステイ」というテニス導入プログラムが世界的に浸透しています。一般のレッスンと何が違うかというと、「ボール」と「コートの大きさ」です。「ボール」は一般的な「テニスボール」と違って3種類あり、年齢やレベルによって変えてます。「ステージ レッド」から「ステージ オレンジ」、「ステージ グリーン」の順で「ステージ レッド」が一番ボールが飛びません。3歳からテニスを始めるには、一般的なボールだと、身長や筋肉量がすくないせいで打ちづらい!「程よくバウンドして打ちやすい=ラリーが続く=テニスを楽しく感じてもらう=挫折しない=永くテニスを続けてもらいたい。」という発想です。日本も近年、この「プレイ アンド ステイ」球を使うジュニアの大会が増えて来ています。「ステージ グリーン」は一般的なボールより25%弾まないボールです。このボールを使った試合を見たことがありますが、普通のボールで試合しているのと変わらない!高く弾むボールがなくなる事で、ボールへのパワーの伝え方も自然で無理がない。振り切って打ってもアウトしづらいのでプロみたいなフォームで打てます。各ステージからの移行、普通のボールへの移行が上手く出来れば、素晴らしいプログラムだと思っています。

さて、本題のフォームを変えなきゃ!いけない理由  となるわけですが、テニスは自分の打ったボールが、相手コートに入らなければならないというルールがあり、その範囲に入らなければアウトとなりポイントを失います。ネットを越えてアウトしない技術が必要になります。「力まかせに打ったスピードボールがネットの上ギリギリを通過してコート内に入ってエースが取れた!」これを試合中続けて、結果、勝てれば当然なにも問題はありません。実は、ラケットの進化により理にかなった打ち方も昔(30年前ごろ)と大きく変わって来ています。今年の楽天オープン男子優勝した身長198cmのメドベージェフ選手、バックハンドストロークはダブルハンドの丁寧なフォーム、先週デモしてもらったA子さんに近いフォームでした。

しかし、フォアハンドストロークは???でした。錦織選手より20cm以上高い打点で打てるのですから、振り下ろすようなフォームでもコートに入ってしまいます。錦織選手に勝てた理由は、「サービス」と「動けるフットワーク」です。198cmの高身長の選手が「動ける」時代がこんなにも早く到来したのには驚きでした。

「将来、マイケルジョーダンのような選手がテニス界で一般化する。」

ショーン・ボーン博士が予言していましたが、こんなに早く到来し、それが錦織選手の下の世代なのです。

ちなみに20歳の大坂なおみ選手は、現在180cmです。

年齢、テニスレベル、身長、運動能力、筋力、皆それぞれです。テニスのルールに沿って、コートという制限された範囲に収まるボールを打てれば、まずはオーケー!

収まらなければ、

0ーーーーーーー(収まるフォーム50)ーーーーーーーー100

0に近いフォームの人には50足して「収まるフォーム」に。

100に近いフォームの人には50引いて「収まるフォーム」に。

生徒さんによって足さなければならないアドバイスと引かなければならないアドバイスが出ます。

最近、生徒さんの苗字をコートで大声で叫んでいます。生徒さん別にわかるように。

しかし、私の口がついていかない!A子さんの苗字よく間違います!失礼な事です。すいません⤵︎

A子さんにとって、「コーチを代えなきゃ!いけない理由」になりますね。