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先週のレッスン

自分も相手にしなければよかったのですが、19:05レッスン開始。貴重な5分間無駄にしてすいませんでした。

「レッスンは後3週で、来週は晴れの予報ですが、再来週はわからないので、ダブルスの練習をします。雁行陣という前衛、後衛でプレイする練習です!」

準備運動が終わってからの、この言葉。誰よりも早くこの練習内容を把握したのはAコーチでした。

ダブルスの練習に入る前にその準備のための練習…約一時間。

AコーチがA子さんに早くもポジショニングの話をしてる!

兄弟なので阿吽の呼吸と言いますか…  「後半、説明しようとしてたのに!いっそ全員に説明して!」と思いながら、休憩前にAコーチからポジショニング説明してもらいました。

1対1のシングルスでも2対2のダブルスでもコート上では、自分の立つ位置によって相手から返球されたボールを打つ難易度は変わってきます。

たとえば、

順クロス(AコーチとA子さんが打ち合っていた場所です。)の場合、A子さんは得意なフォアハンドストロークで打つために返球されたボールより左側に常にポジショニングしたくなります。次に来たボールにも同じようなポジショニングを取りたくなります。そうするとどんどん左側(センターマーク付近)にポジショニングの位置が変わってくるのです。結果、右側に大きなスペースができて来ます。「ダブルスの練習をします。」と私が最初に言った事でAコーチは「試合を想定したラリーでなくてはならない。A子さんにオープンコート(大きなスペース)を理解してもらわなくては…」となっていました。

自分のポジショニングとは、

「自分が打ったボールを相手が返球するポジションから相手がコートに返球できる左右の想定角度の中間に位置どりをする事」です。したがって、自分が打ったボールの方向によって自分のポジショニングは毎回変わることがある。のです。混乱して当然です。今までは自分が打ったボールがどこに行っても自分の前にボールが返球されてきていたのですから。ポジショニングは一般レッスンの中級レベルのダブルスを楽しもうという方々から覚えていくか、試合で勝つ事が前提のジュニアには徹底して教え込まれるものですから。

ダブルスにおける前衛のポジショニングは、

相手後衛が打つ左右の角度の中で、自分のペアの後衛が走れない角度を防ぎながら(つまり打つ選択肢を限定させる)、仕方なく後衛とラリーさせるような場所にいる事です。

後衛のポジショニングは、

後衛同士で打ち合っている中で、前衛がいる事で相手後衛が打てる選択肢が限られてきた中、自分が相手前衛にボレーされないように、自分側に大きなスペースをつくらないように位置どりすることです。

A子さんから「いろいろ考えなくてはならないことがあるんですね!」と言葉をもらいました。理解していただけたようです。

そして「そこには笑顔のAコーチが立っている」がポジショニングの重要性をレッスン前にお知らせしたかったことなのです。

レッスン終了後、A子さんから質問を受けました。地面に図を描くと、右手前がオープンコートに見えます。が、ボールは空間を飛んできてバウンド後弾むので、右手前はボールが弾む位置であり、返球するためのポジションはそこより後ろになります。短いボールだとしてもそのボールを返球するのは後衛の役割と話したイメージ理解していただけたでしょうか?

 

些細な事かもしれませんが、毎週コートに来てみると鍵が開いています。野球場側で、ボールが外に出た時拾い易いように開けているのでしょう。他の団体はコート利用後、施錠しません。大変高額な整備費用が掛かっております。砂入りの人工芝のコートは5年程で使用頻度が高い場所から下地が出てきます。さらに補修費用が必要になります。私は永く大切に使わせて頂きたい!