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テニスなどなど

コートの神様、グランドの神様、トイレの神様

昨日、出張中の朝の車内で、羽鳥慎一のモーニングショーを聞いていました。昨夜のドラフト会議の指名候補に上がった選手の紹介内容が聞こえてきました。

今年の甲子園は、金足農業大阪桐蔭の決勝。雑草魂VSスーパースター軍団。物語的にも個人的にも金足農業を応援していました。スーパースター軍団の「勝って当たり前」の重圧は知っていましたが、心情的にです。

モーニングショーでは大阪桐蔭の根尾選手の紹介内容。「本を月10冊読んでる」とのこと、大阪桐蔭のハードな練習をこなしても、根尾選手には本を読む時間を作れるらしい。読んでいる本も紹介されました。その中に、「ラテンアメリカ式メジャー直結練習法」という本がありました。その本で、一気に根尾選手に気持ちが持っていかれました。

著者の阪長友仁氏、私とは全く無関係の人物であり、テニスにも関係している方ではありません。この著書が野球関係者のベストセラーになっているかも知りません。しかし、阪長氏のコーチング理念は知っています。最近、指導者のパワハラやセクハラの話題が多く、本屋さんで月刊誌「コーチング・クリニック」を手に取ることが少なかったのですが(そもそも置いている本屋さんが少ないし、一冊ぐらいしか置いていないので欠品のタイミングも早い)、11月号の特集「コーディネーション能力向上計画」に引かれて立ち読み…さらさら〜とですよ。P29まで様々な分野の指導者が寄稿していました。「ゴールデンエイジ理論の誤解〜」という見出しを読んで、レジへ。

野球関連で寄稿していたのが阪長氏です。彼がコーチングしている「堺ビックボーイ」が勝利至上主義をやめた内容でした。横浜の筒香選手はこのクラブのOBで今もスーパーバイザーとして関わっているそうです。

勝利至上主義をやめた→著書に興味が出た。ということです。

根尾選手は、今の自分を理解し、これから何をすれば頂点に近づくかを自分で考える力を持った選手なのだと思いました。

イチロー選手の「僕は野球の探求者でいたい!」も名言で、超一流選手らしい。初動負荷理論を実践し大きな故障もせずに今に至っています。

モーニングショーでは、「彼は3年生時でもグランド整備を率先して行っていた」ことも紹介されていました。

根尾選手には、「グランドの神様」がドラフト会議でも微笑んでくれたのでしょう。

そういえば、松井選手は「トイレの神様」だったなあ〜。

たしか、唄があったなあ〜。

私は、「コートの神様」の存在を信じています。コートを大切に使うことが、怪我せず最大のパフォーマンスで練習できることにつながるからです。ホームコートに雑草が生えているチームは???です。市営コートであれば、次に使う人のことを考えてブラシをかけます。これはルールでありマナーです。このマナーを守っている人達だけなら、回り回って自分達が使う時間も前の人たちがブラシをかけた状態でテニスを気持ちよく始めることができます。

施設を大切に使う責任者は大人です。それを子供達に教えるのも大人です。しかし、その大人=保護者がテニスに不理解ならば、最低限のルールやマナーは守る大人になるため勉強が必要です。ただ子供の練習を見ているだけでは施設は荒れる一方です。これは遊びでテニスをやっているにしても同じなのです。

根尾選手は、プロ野球選手として偉大な選手になるでしょう。90%は!

残りの10%の確率は、私の保険ではありません。

プロ野球選手なったら、グランド整備はグランドキーパーの仕事です。

したがって「グランドの神様」は、彼のもとから離れてしまうので…