スライス
今期は、冒頭で「スライスまで打ってみましょうか?」といったテマエ、スライスの練習を1週だけ行いました。
結果、混乱させてしまった部分がありました。今までのスイング軌道と違う軌道、ラケットをボールにどう当てたら良いのか?、グリップは? と違うことに戸惑ったと思われます。頭が混乱した状態で、普通のストロークを打ちましょうとなったラリーで普通の打ち方を忘れてしまったA子さん。
その反応は間違っていません。新しいことに取り組んで、頭も動きも覚えようとしています。もっともっと時間があったら何んとなくできる確率が出てくるのですが、時間がきたので普通のストロークを打ちますとなっても、覚えようとしていることが「残る」んです。長井おどりを踊った直後、「花笠踊りを踊って!」といわれたら、「どう踊るんだっけ?」となります。習い事のほとんどなのですが、「エングラム」で習得していきます。脳と身体の動きを正しくリンクさせていく作業が「エングラム」です。1つの動作を習得するにはテニスでは3,000球打たなくてはなりません。しかも短時間に連続してです。スライスを習得するには足りてないですよね。
次のレッスンではフォアハンドストロークは戻ってましたので問題ないです。A子さんのフォアハンドストロークは自分から振ってますので気になる点があるとすれば、
打点が右側に遠いかな…
脇を少し締められるといいかな…