A子さんとA男さん

個人のフォームの改善を説明する場合、すべて女性はA子さん、男性はA男さんです。生徒さんにはコートでアドバイスしています。その補足説明ですので理解してもらえると思っています。一人一人フォーム打ち方が違うので説明が真逆に近い説明にもなります。自分のところだけ理解してくださいね。

例えば、

試合前にストロークのラリー練習中、ボールが短くなることをコーチに言われていたA子さん。フォアハンドストロークで回転を掛けることはできます。ですが、弾道が低いため、ボールが短くなるのです。コーチに言われたように、回転より前に打つことを意識して回転量を減らすか、弾道を高くすればボールは今より深くバウンドします。今期はあまりしていないのですが、ミニコートのラリーは上手いのです。A子さんは！気になる点が2点あります。１つは前に相談を受けましたが、ボールのスピードが遅くなった気がすると自分で感じていることです。特にレッスン中感じるようで、プライベートでテニスをしている時はそうでもないという事でした。ここに私のレッスン中に声をかける言葉の落とし穴があるのです。回転を綺麗にかけて打ててるのはA子さんとA男さんの2人。A男さんは回転の量を調整できるのでレッスン中のアドバイスは、「リラックスして！」程度になり、大多数には回転をかけて安定を目指して声をかけています。それがA子さんの頭に残るのです。今まで以上に回転をかけるになってしまいがち…。振り出すタイミングが遅れていても「回転をかける」という言葉が頭に残ってしまいます。回転と失速がボールを短くしていると思われます。そこで２つ目に気になる点である「打つ場所に早く入る」ことにつながってきます。A子さんが振れるフォアハンドストロークのスピードはもっと速くできます。スイングスピードを加速させる振り出すタイミングに余裕がないのです。丁寧だからスイングスピードが落ちてしまう。

改善方法、ボールの回転量を調整できるようにする。今週いらっしゃったらやってみますね！