「押す」という表現
英語では「プッシュ」になるのかな、この「押す」!
1,000分の5秒、インパクトの時間。スイングスピードが上がれば、ボールを運ぶ距離が生まれます。しかし、これが「押す」という表現であるという意味ではありません。だが…現場では「押す」感覚が存在しています。「押す」ことでコントロール(打球方向)できている感覚があります。
実際は、インパクトの瞬間は1,000分の5秒。インパクトの瞬間「押す」動作を意識するとラケットのスイングスピードは上がりません。スイングすれば加速と減速が生まれます。加速してトップスピードになった後、減速行動に移ります。ボールはラケットを飛び出している訳で、感触が後にきます。
では、コントロールの中で「押す」という感覚はどこにあるのか…
インパクト後に押してコントロールしているように感じはするが、打球方向に インパクトの数センチ前からラケット面を変化させずに進めれば打感が「押す」感覚になります。腕の長さが伸びきった状態だと減速行動に移行するので、それは伸びきる前である事は確か。
自分のレベルでは「押す」ボールは、ボールが失速して打ちごろのボールになることは否めない…
それを生徒さんに教えるのは…どうなのかなって なる。