そこには笑顔のAコーチが立っている。
日曜日、練習の中でゲーム(ダブルスの試合)を行うのが恒例となっています。
ペアをどんどん変えながら、ジャンケンで勝ったほうがリターン時にデュースコートなどの共通ルールがあり男女ミックスも含めてサービスゲームを1回行える合計4ゲームのマッチです。
当初のメンツは、Aコーチ、Aコーチ、A男さん、そして私でした。楽しいゲームですが、何の目的もなく練習してはいません。後で来たAコーチの目的は…
私の練習目的は、
ストリングを切る!(それだけスピンを掛けて打つ事)
精度の向上(どんなボールでも一定の場所に落とせる技術)
市営コートになってから、トスが上がらなくなり、自分のスピンサービスの弾道とコントロールができなくなっていたのを修正して本来のサービスに戻す事
もちろん、ゲームの中でも練習目的を考えながら実行できる状況では実行します。
A男さんと組んだダブルス、近年のダブルスでは雁行陣の状況が多くなり、ソフトテニスのような前衛、後衛ができます。A男さんとAコーチが後衛で打ち合っている状況では、どちらのボールの弾道も前衛がポーチしにくいため、前衛のAコーチと前衛になった私は手が出ない状況。2人は気持ちよくストロークを打っています。「ポーチに出れないな…」なんて思っていたら、AコーチのボールがA男さんのバックハンド側へ!
前衛のAコーチが動いた!ニコニコ笑顔のAコーチがセンターに移動して立っています。A男さんが打ったバックハンドストロークは、笑顔のAコーチのラケットに磁石のように吸い付いていくようにスローモーに見えます。さらにAコーチの笑顔が笑顔、笑顔になってるー。
「企んでる!」
Aコーチが打ったボレーはコースを隠しながら手首を使って一番技術が必要なオープンコートへ綺麗に決まりました。手も足もラケットも出ない…
レッスンではポーチボレーの練習をしました。ちょっと動かなくてはなりません。
でも、そこに来るのがわかっていれば、準備が簡単!なので予測は大切です。
ゲームではどこに来るのかわからないから難しいことです。
この予測を生んだのは、AコーチのボールがA男さんのバックハンド側に行ったから。
そこからAコーチは、A男さんのボールのコースや球種を予測するのです。その予測、当たる事もあれば、はずれることもあります。ドンピシャっと当たるのはゲーム中、一回程度。相手に予想されないようにと考えながら打っていますので、その裏をかく!さらにその裏を読む人もいます。
ゲーム(ダブルスの試合)はそこが楽しい!
A男さんは失敗に気付き、コースを変えます。そこがまた面白い!
汗をかいた後のビール美味いですよね!その肴に「思い通りに打ててポイントが綺麗に決まった」テニスを思い出せば、さらに美味しく感じます!
Aコーチの目的は… ビールを美味しくするための肴つくること!
冗談ですが、それもアリかと思います。オトナでお酒が飲めるので…