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テニスなどなど

まめが出来た日曜日のテニス

テニス協会で予約している市営コート。協会メンバーでは人数が足りないので、皆なんとか数合わせで各自が人数補填に苦労して集めてもらっています。

Aコーチから

「今日は俺いけないけどA子さん誘ってるので相手してあげて」

とメールありました。

高校を卒業しても学業を続けていて、高校はテニス、その前はソフトテニスだったそうです。テニスが面白くて楽しく何時間でもしたいタイプのA子さん。先週聞きました。テニスで苦手がサービスだという事も聞きました。学生テニスと違う時間の使い方や意識の持ち方もちょっと話ししましたし、A子さんにとって一般の成人(おじさんたち)と練習をする際の自分の練習の仕方を勉強になればと思い引き受けました。

雨気だったので、時間より30分前に到着。Aコーチの車が… Aコーチもテニスにかける気持ちが強く熱心なコーチです。今日は長い4時間になりそうな予感…

まずはAコーチとストレートでのラリー。彼は、ストロークが不安定になっているため完成形を追求中、それに応えるためにもフルウェスタンの本来のグリップで彼がステップインして打てるトップスピンを打ち続けねば!

そこへ、A男さん登場! 彼です。先週サービスでラケットを折り、毎週、金曜日のレッスンを隣のコートから恨めしく眺めて、先週ついに箍が外れ、コーチのラリーにシラーと参加していた彼。あの時、「保護者として大丈夫なのか?家族を犠牲にしてないか?」と不安になりましたが、彼もテニスが大好きなのです。Aコーチと交代してA男さんとラリー。彼も安定する打ち方を模索中。彼がステップインして打てるボールを真剣に打たねば!

そこにAコーチが登場。これで4人、ダブルス揃った!Aコーチのアップ中、A男さんと休憩。

A男さんが、

「自分はグリップチェンジが下手で、フォアハンドストロークを打っていれば安定するけど、バックハンド側に来るとバックハンドストロークが不安定になってる!どうしたらいいんですかね?」

ここまでの日曜日のテニス協会の練習、ナイターテニスの生徒さんに何が関係あるのか? これからです。

同じ動きを繰り返すと学習し、固定化できます。それが安定につながります。私も含めてアマチュアレベルでは、違う動きをした初動では、前の動きのイメージが邪魔して不安定になるのは普通なのです。A男さんの悩みは普通のことで、彼は上手く打とうとし過ぎて、力んだりスピードを求めたりして安定しないのです。彼への私の返答は、

「それは当たり前のことだから、変わった一打目は慎重に!」

サービスやリターンからフォアハンドストローク、バックハンドストロークと、「グリップチェンジ」したらスイングの軌道とグリップに違和感が残ります。それを無理して打つ。いや相手に打たされているかもしれないのです。安定したボールを打つためには、ステップインも必要です。打ち方が違う動きになった1球目を大切にする。改善策としてはフォームを変えないで、多分50%程度の力加減でコートに入る前提のボールをまず打つ。なので「そんなボールが来たらミスしないように返球しよう!」となるのです。

休憩後、ダブルス。

遅れてA子さん登場、「今日は君の練習だから何がやりたい?」いままではコーチがやる練習メニューに従って練習していたのでしょう。「えっ…」という返事です。「では、今日はディフェンスとオフェンスの判断を自分でする練習をしよう。私はあなたに返球するだけなので、今日はあなたの練習ですよ。」で始めました。「サービス!」って言ってくれるかなー…と期待もありましたが、自分から練習課題を見つけ、そこを重点的に練習する習慣がまだ持っていないのは仕方ない…

A子さんの踏み込んで打つバックハンドストロークは、スピードと安定性があり、打たれたら安定した返球はかなり神経を使うのは何回か見てて覚悟してました。「あなたに返球するだけ」と言っているものの、こっちからエースを取るようなボールを打たないだけで、ストレスフリーで気持ちよく打たせるつもりはありません。ベースラインから1メートル以上下がって打たなくてはならないボールを打ち、A子さんのそのボールに対して、私にも同じボールで私のミスショットを誘い短くなるまで我慢できるかという練習です。エースを取るためのボールはスピードだけが手段ではありません。スピードとスピードのぶつかり合いはそのテンポが狂った方が大きくミスをします。スピードVSスピードは必要な練習の1つですが、毎回この練習だけだと試合では勝てなくなります。強い選手は、緩急と配球で翻弄してきますから単純ではないんです。試合は。A子さんはまだ現役選手の年齢、できれば積極的に試合に出て勝ってほしい。なので、自分が精度を保てて精度が落ちる手前の一打を短いボールにしてそれを打ってもらう。精度の限界までしてしまうと、私の体力が持ちません!こんな練習続けていました。Aコーチも仕事抜けて見に来てました。薄暗くなった時間で私は手に平にマメができて練習はリタイヤ。Aコーチに今日はこういう練習だったよと伝えました。「彼女には必要な練習だよね」とAコーチも今回の練習内容に納得してもらいました。

今週のナイターテニスまで治りますが、水仕事大変辛いです。

Aコーチ、A男さん、A子さん、右手貸してください!特に手のひら!

28日 テニスの日のイベント、是非参加して、遠慮なく声かけてください。「リターンの練習したいからファーストサーブを連続して打って!」という無茶なリクエストでない限り、ご要望にお応えしたいと考えております。昨年、中学生に言われて3週間肩が上がりませんでした。若くはないのだよ若くは…